徒然なる歩多輪倶 ( Go by bicycle )

エコライフには自転車が一番ですね。しかし自転車道の少ない日本では厄介者扱いです。一方、5人は乗れる乗用車の平均搭乗率は1.3人と低く、ガソリンの70%は熱になり地球を温暖化し、砂漠化を促進します。天気の良い日はカメラをザックに入れポタリング。

池の平湿原散策

 

 あざみがたくさん咲いていますが、紫は手ごわい色

長野県東御市 池の平 の湿原に花を撮りに行ってきました。              f:id:pottering_potarin:20130804110221j:plain

            写真. ノアザミ(カメラ;Pentax K-5 レンズ;標準防水ズームレンズ)

                                   (     心配した紫は、Pentaxではまあまあに出ていました。  )

 

 1年ほど使い込んだOlympusのミラーレスでは、紫系が全然ダメ。赤紫は、水色かピンクの花に変身してしまいます。PEN君では、朝顔、リンドウ、ききょう、あざみ、菖蒲などの紫系がうまく撮れないのです。水色とピンクの花は少し色は変化しますが、紫ほど極端に変身しません。青紫、赤紫はうまくでません。花を撮るときには大問題で現物と液晶を比べて悩みます。液晶のせいではありません。紫系の花が青に変身するのです。PEN君を買って、使い込んでずっと観察し、悩みました。

 

 対策も行いましたが無駄でした。カメラのWB(色温度)調整やフラッシュと試しましたが、持っているコンデジ、デジ一の10台以上の中でも、特に紫が出ませんでした。 オリンパスのミラーレスは、白い紙を撮影し、臨場でのWB補正ができますのでこれも試しました。ヤハリ駄目でした。

 ⇒結論;  私の好きな色の一つ、青紫、赤紫はPEN君ではチョット無理ということを、撮り比べの手間と時間をもって、いやというほど思い知らされました。長い時間がかかりました。またPEN君は寒さにも弱く雪山では満充電でも5分と持ちません。防水でもないので夏山はこわく、結局乾燥していて0℃くらいまでの冬山低山ハイキング用としました。しかしこのレベルであれば、松下のコンデジTZ-7やFT-1が少し古いのですが、これで十分です。メインは首からデジ一をかけ、サブカメラは本物よりきれいに撮れてしまうPanasonicコンデジがポケットに入り、今後の散歩のお供かな。

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        写真. ノアザミ(カメラ;Olympus μ-mini)

                                   (     400万画素の古いコンデジです    )

  同じOlympusでも、紫はきれいに出ています。400万画素の古いコンデジです。生活防水で小型で、グッドデザイン賞の角の取れたなめらかな左右非対称の手のひらにすっぽり入るミューミニのスーパーマクロは顕微鏡のような解像度で、上から撮ると花粉まで点々と写ります。ちなみに工業用顕微鏡用の50万円前後もするカメラの解像度も500万画素程度です。画素数とは何か考えさせられます。ポスターではない普通のA4以下程度の写真に1000万画素、2000万画素必要なのでしょうか。

 

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             写真. ハクサンフロウ(Pentax K-5/標準防水ズームレンズ)

                                  

 今回の夏の高原の花散策ですが、PEN君は紫系の撮りは全然だめなので、1985年製のフィルム一眼レフカメラ(Canon T-70)にリバーサルフィルムを入れて24枚撮り切りました。

 

 色がきれいに出るポジフィルム(FujiVelvia100F)はキタムラの現像で1週間ほどかかります。スライドを昔ながらの投影機で映すのが待ち遠しい一週間です。

 写真は、デジタル一眼(ペンタックスK-5)で撮ったものです。PEN君らに比べるとほぼ原色に近いものがあり、紫も現物と比べ違和感がありません。キットレンズの135mmズームが望遠側でも50cm程度まで寄れるので、マクロ代わりになり、拙者でもシャッターを押すだけです。135mmは35mmフィルムの一眼では200mm相当前後になりますから、K-5のボディ内手振れ防止にはいつも感謝しています。

 

 

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        写真. ヤマブキショウマの蜜を吸うヒメキマダラヒカゲ (Pentax K-5)

 

お日様が、雲に隠れていて、暗く、あまり良くない照明の条件下でした。いっとき小雨も。K-5とキットレンズは防滴なので心配いりません。

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       写真. オレンジ色に黒い点々のコヒョウモン (Pentax K-5)

 薄紫のハクサンフロウにとまる蝶のオレンジもきれいです。

 

次はクジャクチョウです。

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      写真. マルバダケブキの花とクジャクチョウ (Pentax K-5)

 

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  今日の散策のお供 <  スーパーなK-5 >

 

画素数は400万画素あれば、素人カメラマン私にはとりあえず写真になります。K-5でも十分過ぎます。K-10Dの方が古くて画素も少ないのですが、写真の質感は好きです。K-5はミラーレスのような押しボタンでの設定変更をしなくても、二つのダイヤルで瞬時に調整可能です。PEN君では、カメラを構えなおしての設定変更で肩が凝りましたが、PENと決別する決心がつき、K君ではポンポン撮っています。

 

・・・・

 さて懐かしのフィルム撮影ですが、柔らかな写真ときれいな色のため、まだ必要です。

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 1985年製 Canon T-70 < AE-1の次世代はプラスチックな一眼>

 爆発的に売れたAE-1の後、Canon T-50、T-70はプラスチックなボディで巻き上げのレバーがありません。フィルムを入れるとジーと巻き上げます。T-50と異なりT-70は標準の自動露出プログラム以外に、二つのAEモードがあます。シャツタースピードが速めのTeleModeと絞りこみ気味なWideモードがあります。それと測光が2つあります。EV補正がないのですが、それらの設定のみで、リバーサルフィルムも不思議と適正露出で撮れています。SWは少なめで、便利なT君です。カシャーん、ジーーとフィルムの巻き上げ音が懐かしい一台で時々、使います。EOSが出る前のカメラです。T-90は、オートフォーカスになっていましたが、モーターが張り出したレンズになじめず、購入しませんでした。

 シャッタースピード優先とEV補正の無いCanonのカメラ作りは罪作りでした。シャッター鳴きのするAE-1は使わないで、形が良いので飾りものになっています。T-70はFDレンズとともに現役です。