徒然なる歩多輪倶 ( Go by bicycle )

エコライフには自転車が一番ですね。しかし自転車道の少ない日本では厄介者扱いです。一方、5人は乗れる乗用車の平均搭乗率は1.3人と低く、ガソリンの70%は熱になり地球を温暖化し、砂漠化を促進します。天気の良い日はカメラをザックに入れポタリング。

Pentax K-10D

 

 いまになって、Pentax K-10Dを持ち出した。手持ちに中では唯一、紫が撮れるデジカメだ。LumixやPENのデジカメのように真っ青になることはない。それも、K-10Dは2台使っている。デジ一はC-MOSセンサーのK-5をメインに使っているが、いまだ少し古いK-10DのCCDの写りが好きだ。CCDセンサーが、C-MOSより高いこともあり今や貴重なCCDであるが、K-10Dの1000万画素は、現在の画素数競争では古いのだが、プロのようにポスターを作るのではないので、素人の私には十分すぎる解像度であり、古くても問題ないというより、色と階調とも、信頼でき、使いやすいカメラなのである。

デジタル一眼の、画素数だけが一気に進化している。2000万画素、3000万画素のデジタルカメラに30万円は出せない。

 

しかも紫が撮れるのは、菖蒲、アサガオ、桔梗、あざみなどあきらめなくてよい。

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< カメラPentax  K-10D  +   レンズSigma DL Macro 70-300 > 1/13 f5.6

早朝の散歩ではまだ光量が足りないがPentaxのボディ内SRシステムは、焦点距離ごとの手振れ補正がかかる。当然、フィルム時代のレンズでもOKである。上の写真は1/13秒でとても、300mmを撮れるシャッタースピードではないがSR機能のおかげで撮れている。

 

次は色あいの少し違う別の花だが、やはり、紫がきれいに映る。うれしい。f:id:pottering_potarin:20130822060011j:plain

< カメラPentax  K-10D  +   レンズSigma DL Macro 70-300 > 1/10 f6.3

 

PentaxのK-10DもK-5も、ちょっとした雪山での低温でもバッテリーが 音を上げず、ミラーアップできリモコンで撮る景色はきれいだ。しかもどちらのボディも防水仕様である。WRの枝番のついた防水レンズと登山に持って行っても、ぱらぱら雨が来ても余裕があり、撮影もできる。 今回は、古いフィルム用レンズで撮ってみた。

 

さて黄色くなり気味の緑も、青柿を撮ってみた。まったく見た通りの柿の色と葉の色と質感で、決して黄色みが無駄に強く出ることはない。表面の白さも出ている。ISOは自動にしていたので1600であるが、PENほどのノイズはない。

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 < カメラPentax  K-10D  +   レンズSigma DL Macro 70-300 > 1/125 f4.5 

 

次も緑、紫式部である。添付ソフトで"リバーサルフィルム調"でRAW現像してみた。

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 < カメラPentax  K-10D  +   レンズSigma DL Macro 70-300 > 1/30 f10

紫式部もまだ緑の粒々です。蛾が休んでいました。リバーサルフィルムは30年位前のAE一眼で毎月1本程度使いますが、Pentaxデジ一では、簡単にリバーサル風になります。

 

下の写真はK-10Dのフラッシュ撮影です。WBも階調も問題ありません。青に近い花です。

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  < カメラPentax  K-10D  +   レンズSigma DL Macro 70-300 > 1/180 f8

 

今朝の散歩の帰り道です。Pentaxソフトで、"銀残し"でRAW現像処理してみました。

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 < カメラPentax  K-10D  +   レンズSigma DL Macro 70-300 > 1/250 f5.6

 

 

Pentaxの一眼のメリット(私にとってはこだわる理由があるのです)

  • Kマウントは何十年と変わっていない。フィルムレンズを生かせる。WBが心配なら、レンズごとにカスタムWB設定すればよいが、今のところその必要はなかった。
  • 価格帯は初級、中級機だが、SW類の操作性の良さと防水性、堅牢性は上位機レベル。低温でも動く。それより低温は、機械式のフィルム一眼も持っていくのだが、K-10,K-5とも、今のところ雪山でも撮れているし、バッテリーもPENのように最初から死なない。
  • 添付ソフトがゴチャゴチヤしていないが、やりたいことができる。"覆い焼き"と"銀残"、リバーサル階調などが、Olympusのソフトにはないものがついている。トーンカーブの上下左右の三角で、上限、下限を切れるのも助かる。
  • デ ジタルでは撮りにくい紫と緑が、真にきれいだ。画素数がいたずらに上位機種のセンサーを用いている運動会用量産機(キッスとは言っていないが)よりありがたい。また階調 と色彩の正確さでも、LumixOlympusなどのように高山植物を撮るたびに、色が変だと悩まなくてよいので、素人とはいえども、私にとっては大変はありがた い。
  • デジタルのカリカリの写真はなじめない。人間の目はそんなにカリカリしていない。Pentaxの写りは、柔らかい気がする。特に オールドレンズをつけると、デジタルレンズに比べ、柔らかい写真になる。忙しく、厳しい、生き残り社会の現代では、どこの会社も右肩上がりの時代の団結感 はなく、見かけは順法化しているが、内部はブラック化しているのが、現実と思う。今の日本社会であろう。したがって、カリカリ写真は家族の思い出であって も、風景写真であっも、スナップであっても、私にはありがたくないのである。趣味の写真は、柔らかく、温かい方が好きである。
  • アマチュア用としては、A3程度まで伸ばせる画質。ポスターを作るわけではないので十分と思う。
  • 無駄な、シーンモード、ライブ撮影、動画が無い。やはり一眼はファインダーで画角を決めるべきだと思う。ファインダーの無いミラーレスカメラのPENで撮ると、構図が甘くなりシャッターチャンスがわからなくなることが多い。これはフィルムのレンジファインダーカメラの方がよっぽどましで、手を伸ばして液晶を見ながらは、ワキが空き、ぶれるし、肩がこる。シーンモードはプログラムシフトを後ろのダイヤル、EVを前のダイヤルに割り付けて撮るのでいらない。動画は、重い一眼にはいらない。ムービーかコンデジが軽くてよい。コンデジでもフルハイビジョンが撮れる。