紫の紫陽花(PanasonicとOlympus)
前から気になっていたのだが、いくつか愛用のPanasonicのデジカメは紫が、完全に青になる。Olympusのデジカメもいくつ買ったか覚えていないが、やはり紫が出ない。
今回不覚にも、紫の出るPentaxを持たないで出かけた。なんと、綺麗な紫の紫陽花が咲いていたではないか。とりあえずPanasonicのコンデジFT-1で撮ってみるが、綺麗な青になってしまう。Panasonicでは偽画像になってしまうのか。
< Panasonic FT-1 > 紫はまったくダメである。
現物は紫、別物に撮れた。
次に、ミラーレス一眼のOlympus PEN E-PL1sで撮ってみた。やはり青くなる。また彩度も著しく低く、白っぽくなる。真を写すと書いて写真のはずであるが、まったく紫は出ない。別の花になってしまう。
< Plympus PEN E-PL1s > 紫には程遠い。ダメか。
僅かに赤が入るが紫ではない。
階調が足りず、白とびとつぶれの出やすいのがデジカメの欠点と思っていましたが、紫が撮れないことを気になりだすと、いやになる。やはり、フィルムはありがたい。ラティチュードもフィルムの方が数段上に思える。難しいといわれているポジフィルムでもデジカメほどの失敗はない。デジカメはすべてProgramModeやi-mode、AE、AW、自動可変の高感度ISOになっているのにである。また、チープなOldCanonのマウントのSSCF1.4を絞り込んで撮ったポジスライドを投影機で拡大して見ると、解像度も十分で、デジタルに負けていないことも感じる。旅や登山の思い出に、月1-2本のネガかリバーサルフィルムに手を出してしまうのは、デジカメで紫と緑が自然に発色するまで続きそうだ。発色が自然になるまで、デジ一もコンデジも、さんざん購入したが、もう手を出す気にならない。Pentax K-5でしばらく粘るつもりだ。